火村英生に捧げる犯罪

火村英生に捧げる犯罪 有栖川有栖著 文春文庫

文春文庫に収められた有栖川氏の1冊目のようです。表題作を含め八編収録の短編集です。
ものすごい題名になっていますが、火村先生が犯罪に巻き込まれて炎上する訳ではありません。いや、登場する時点で巻きこまれてはいるんですが。いつもの通り、火村先生と有栖川先生の掛け合いが全編にわたり楽しめます。
帯にはいつもテレビ放映のモノか不明ですが、帯は購入時そのまま残しておく主義なので、そのままです。
解説は柄刀一氏。

24031901

歴史のダイヤグラム

歴史のダイヤグラム 原武史著 朝日新書

あの人もこの人も、高貴な人も一般の人も列車に乗って移動します。その中にはいろんなエピソードが積載されていると推測します。
新聞連載コラムがもとになっており、ひとつひとつが(個人的には)読みやすい長さになっています。
副題は「鉄道に見る日本近現代史」。続編も発売されておりますので、これもまた読んでみようと思います。

24040901

ローマ帽子の秘密

ローマ帽子の秘密 エラリー・クィーン著 宇野利泰訳 ハヤカワ文庫

これを読んでから1年。本棚から発掘し読みなおします。奥付を見ると、1982年6月30日発行、1989年12月31日の三刷。時代を経てるねぇ。
結構なボリュームなのですが、わりとスラスラ読めます。
犯人はすっかり忘れていた。少し今の観点から見ると「?」のところあれど、それはその時代なのでしょうがないこと。
エラリー自身は控えめで、クィーン警視大活躍の警察小説のようです。

24032601

ダリの繭

ダリの繭 有栖川有栖著 角川文庫

火村先生と有栖川先生のコンビが活躍する初期の長編。シリーズ物はなるべく順番に読むように気をつけます。
有栖川先生の知り合いが事件に巻き込まれる形で、おふたりが事件に首を突っ込むことになります。なんで「ダリ」で「繭」なのかというのを説明するのは野暮というものです。

24040201



濱地健三郎の霊たる事件簿

濱地健三郎の霊たる事件簿 有栖川有栖著 角川文庫

「霊たる」と書き、呼び方は「くしびたる」と読みます。
昨年読んだものは続編、こちらが短編集第一作となります。一年ぶりの再会(?)です。
続編から読んでも問題なく面白いですが、一応シリーズものなので最初から読むと安心したりします。「視える」探偵とアシスタントの遭遇する事件にどっぷりつかることになります。

24031201

ごめん買っちゃった

ごめん買っちゃった 吉田戦車著 光文社知恵の森文庫

副題は「マンガ家の物欲」。前後しますが、この本の正編になります。
帯にある「探した!悩んだ!買った!・・・・・・失敗した。」のレポート。
最後の「失敗した。」というのがキモです(笑)。いや、いつも失敗してる訳ではないのですが、同感したり、突っ込んだり。
解説はサンキュータツオ氏。

24030501

遠まわりする雛

遠まわりする雛 米澤穂信著 角川文庫

古典部シリーズの4作目。短編集の体裁となっています。
主人公たちが初めて集まる春から冬までの間に起こった謎や謎。最初は戸惑いますが、作が進み連れてなんだか慣れてきます。米澤氏の力量にうなります。
登場人物たちの間に微妙な(以下自粛)。

24022001

テロルの昭和史

テロルの昭和史 保坂正康著 講談社現代新書

「テロ」と聞くと、国内ではあの事件やらを思い出します。国外まで広げると、もう毎日、といったイメージです。
筆者は「テロ」の定義を決めて語ります。
決してテロの実行者を賛美しない、義挙としない等、流されず批判性を忘れてはなりません。

24022002

まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん著 文春文庫

展開はとてもハートフルとはいえず、ハードボイルド調に進みます。涙あり、笑いあり。登場人物は愛するキャラクター多し。
三浦氏の直木賞受賞作。
「国道16号線」とセットで読むと「まほろ市」や物語の背景がわかってなお良し。

24021301

国道16号線

国道16号線 柳瀬博一著 新潮文庫

どの地方にも幹線道というものは存在します。
「日本」を作った道。と振りかぶって書かれれば読まずにはいられません。
日本の縮図を読んで勉強しているように思います。
解説は三浦しをん氏。

23111401

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